「冬まつりから考える民藝の哲学
~掌に握りしめた雪のように~」
鞍田崇(哲学者・明治大学准教授)
12月24日(月・祝)15;00~
place:下北沢 気流舎
投げ銭制です。
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あたかも掌に握りしめた雪のように―― 亡くなる直前に折口信夫(釈迢空)は、日本の短歌、ひいては日本文化をそんなイメージに託したといいます。内容は何も残らないが、ある思いだけは残る。これほど的確で、しかも詩情あふれる日本文化イメージはないと絶賛し、この一節を僕に教えてくれたのは花人の川瀬敏郎さんでした。今回は、この言葉を糸口として、日本文化に目の革新を迫った民藝と茶、ふたつのまなざしが見出した世界について考えます。寂滅から再生へ、移ろいゆく時に思いを馳せながら。